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<宮沢和史 弾き語りによるコンサート 寄り道 〜ハルとナツのころ〜  7月2日・WEATHER KING>

新月さんが宮崎WEATHER KINGでのライブレポを送ってくれました。
舞台と客席の独特の距離感が感じられるレポです。
(管理人:チカ)

(注.曲順・詩の朗読順は???抜けてる曲もあるかもです。
最近健忘症がひどく覚えている方、抜けてる曲あったら教えてくださ〜いm(._.)m)

7月2日は地元・宮崎で宮沢さんのライブでした。
:*.;".*・;・^;・:\(*^▽^*)/:・;^・;・*.";.*:
ここ数年BOOMでは広い広い野外ライブを中心でしたが、弾き語りライブは比較的小さなホールを中心に、
去年、私が行ったのは、広島宮島千畳閣 と九州国立博物館、どちらも建物も凄くて印象的なライブでした。が、
今年は地元宮崎でのライブ!小さくて古いライブハウスでもやはり地元が1番!
友達Boomerみんなとたくさんで行けるし♪
でも結婚・出産・転勤で年々参加人数少ないのがちょっぴり寂しいのですがね…、
今回は毎度一緒の同級生Mさん、県外ライブも必ず一緒のTちゃんBoomer歴の長いAちゃんと。
宮崎での会場は300人ほど収容のライブハウスWEATHER KING。
ホテルの地下にあるライブハウスでステージ天井はパイプがむき出し、
通路はブロック塀にフロアの壁は真っ黒、暗い照明、わぁ〜久しぶりのライブハウス〜な感じです。

席は指定席で地元では前回「百景」ツアーに続いての1列目♪
『毎度まいど音楽の神様!BOOMの神様ありがとう☆』
私チケット運がすごくいいんです、ちょっと怖いくらいに。
2000年カウントダウンも当日設営の都合で急遽前になったり、大阪万博公園、ファイナル六甲も
直前や当日に1列目譲って戴いたりと、主人からは「藁しべ長者」と呼ばれていますが
きっと運はこれで使い果たしていますね…。
始まる前からステージの近さにドキドキ、Aちゃんと顔を合わせては「近いね」の連発。
開演まではドリンク(別途500円)を飲んだりしながら会場を見渡すと
後ろの席には50代、60代の品の良いおば様達の姿も、やはり幅広い年代に支持されているのですね。

開演10分を過ぎてようやく宮沢さんの登場−!!
髪は長いけど変ではないよ。
96年、10周年日比谷野音の時、ブラジルツアーの前かなあの時もちょっとだけ髪が長くて
少年みたいにサラサラの髪で、結構あの髪型好きでした。
今も髪は、本当にツヤツヤで天使の輪がきれいで、
薄いペイズリィ柄の長袖シャツにジーンス、靴は黒。
ギターとハーモニカをセットして1曲目は
『中央線』
2曲目はアレンジも素敵な
『星のラブレター』
ギターを弾きながらシャツの袖が気になるのが何度かクシャクシャと肘まで上げる仕草、

自分の心臓の鼓動も聞こえそうな位の近さにとても緊張の2曲。
曲が終わりMIYAの一言目も「近いね−」
そうホント近いんです、
私の席はステージ中央から右に3人目くらい、距離は3〜4M位でしょうか。

「宮崎は何回目か調べてもらいました」と手にはA4の紙が、
「7回目です!」パチパチパチの拍手に、
「多いの?少ないよね、もっと来ていてもいいよね」と。
そーです!少ないのです、宮崎…。
最近は「百景」ツアーの時に宮崎で野球大会したりとかなり気に入ったみたいで「チキン南蛮」も連発。
野球大会をした球場は海に面した場所にありなんと隣にいるAちゃんの自宅の隣、
前回ステージでMIYAからその話を聞いてかなり凹んました。
「家にいたのに…、誰か野球していたのは知っていたのに…」と
次回のツアーでもぜひ野球!してほしいものです。
お弁当(チキン南蛮)持って応援に行きます。

詩の朗読1番は<寄り道>、昨年聞いて記憶に残っている詩、
私も目的のない寄り道大好き、とても贅沢な時間に感じて。
宮沢さんの書く詩の世界はとっても深くて、詩を朗読する声も本当に素敵。
詩集のおまけのCD-ROM、スライド写真もいいけど
朗読CDにしてくれたらいいのにな〜、ずっと聴くのだけど♪

昨日の長崎からの移動は飛行機だったらしく、小さなプロペラ機と悪天候がとても怖かったそうで
催眠療法「ここにいるのは自分ではない…」と「寝たふり…」でしのいだらしいです。
新潟から佐渡行きはもっと小さなプロペラ機で
「飛行機ではなく例えるならハイエースバン(笑)」
日本種最後のトキの金ちゃんや
佐渡のトキ保護センターのでは、現在中国から来たトキが90羽に増えていて
数年後には自然に放たれる計画だけど、まだまだ今の自然では難しいだろうな、と言う話を聞いて
以前、宮沢さんがゲストで出た朱鷺スペシャルの番組の中で映った大空を舞う朱鷺の姿、
ぜひ日本でも見られる日が来るといいな、心から思いました。
『朱鷺』

用意していた置時計をマイクに近づけると
カチ・カチ・カチ・カチ・・・
「さっきから秒針の音だけがこの部屋に響いている」
詩の朗読は<言葉>

「孤独」を歌った歌です。
『この広い世界で』

芸術の話、
「絵を書く人とか形あるものを作る人はいいな、歌は形が無いから3分、5分聞いてお終い」
言うような話をされました。
イエイエ((・・ )( ・・))そんな事はないんですよ。
歌は何年過ぎて聴いてもその曲を聴いていた時代、一緒に聞いた人、すべての情景が広がります。
歌と香りは記憶の中に永遠に残ります。
MIYAも「でも歌はその曲を聴いた人それぞれが思い思いの景色を思い描いてくれる」と。
南国宮崎から遠い北国に思い馳せて聴く
『白いハマナス』
歌い終わって北海道をイメージして「寒いでしょう」とMIYA、
ホントにエアコンが効きすぎて凍えそうに寒い。
でもステージはスポットや照明で暑いのでしょうね、ちょっとだけ額に汗が光っています。
「これはありえない景色ですが」と歌ったのが
『沖縄に降る雪』

この曲は昨年の宮島で多分男性の方がリクエストして歌った曲だったような記憶が…。
突然のリクエストに譜面も無く「歌えるかな〜」と。
三線でなくギターで弾く『沖縄に降る雪』もかっこいいです。
今回、ギターは3本を使い分けていて、宮沢さんの横にきれいに等間隔に並べて立ててあり、
曲ごとにギターを変えて、その度にチューニングをしっかり時間を掛けてします。
沖縄の曲は真中に置いてあるギター、
これだけメーカー名が入って無くて(オーダーの手作りかな?)
深い茶色マホガニーの様な輝きのきれいなギター。
三線のかわりに弾くからか一番上の弦を少し緩めにチューニングするような感じで、
ビョーンと低く響く音に。
音楽をやっていないので定かではありませんが、今回はあまりに近くて色々な事が目に留まります。

詩の朗読
<無念>

「自分の曲ではないんですが、彼の作る曲は大好きで」
奥田民生さんの『すばらしい日々』でした。
私も好きです、
バンドブーム真っ只中でしたから、
私1歩違えはユニコーンファンだったはず、とたまに思います。
ほんのちょっとの選択がBOOMであれから16年…、長いですよね。
なぜあの時、奥田民生じゃなかったのかな!?と不思議に思うくらい、あの力の抜き具合は結構好き。
だからBeautiful Songsは本当に贅沢なライブでした。
しかも矢野顕子・大貫妙子・鈴木慶一だなんて私の音楽の歴史みたいなんですもの♪
「本当はあの時、ふたりでユニットを組もう、と言う話があった」そうです。
「ユニット名が奥沢民史か宮田和生(弱そう〜)で悩んで、終わった」らしく
いつか本当にやりたいな、と言っていました。
それはそれは何とスペシャルなユニット!ライブ絶っ対見に行きます!

詩の朗読 <重さ>
「〜最近御尻の重さを気にしている君の重さ」
お尻重いです、と言うより痛い!
本来はスタンディングのライブハウスなのでイスはレンタルされた丸いスチールイス。
そろそろみんなお尻が痛くて右に左に座り直しています。

「今年はGANGA ZUMBAの活動が中心で、九州は熊本の古墳祭りと福岡カリビアンフェスティバルに来ます。
みんな来ると思うけど」

「古墳祭、どんなライブか想像できないけど…???古墳の周りでライブ!」
「ここにいるみんなは…詩集を買うか、熊本に来るか、両方か、どれか選んで」と言っていました。
私、ライブ中何度か目があった気がして、
(思い込みとか、自己暗示とか、気のせいとか、幻なんだろうけど)
あの目で「来るよね」と言われたらうなずいてしまいます、ハイ。出来れば行きたいと思います。

『楽園』
「♪ 空色の君 海色の僕 忘れかけてた 大切なこと〜」
CMが好評で第3弾が出るそうで、それはそれでとても楽しみなのですが
商品の「旬果搾り」は意外な物だそうで、気になる〜!?
何だろう、ゴーヤ?それは無いかな…?
ライブで聴くのはもちろん初めて、シンプルなやさしい曲。
「旬果搾りの売り上げは宮崎が1番になるよう伝説を作ってください」と言っていましたが
お酒が飲めない私はとっても残念…。

<言葉の裏>
新しい詩集からの朗読、とても印象に残った詩です。

サッカーの話もちろん出ました。
私も日本がいなくなっても毎晩見ていますよ。
アルゼンチンもイングランドもブラジルも居なくなっちゃったけど…。
「いやー、日本がいないと見ていても盛り上がらないねー、
次は4年後、自分の中ではもう始まっています。オシム、どう思う?オシムはまったく分からないけど
その前にみんなやる事あるでしょ、反省会もしていないし、ジーコにお礼も言っていないし」

ここからジーコが日本サッカー界にどれほど貢献してきたかMIYAは熱く熱く語りました…。
そして、
「みんなでジーコにお礼を言おう!ポルトガル語でアリガトウはオブリガード、
さぁ一緒に ジーコ!オブリガード」

会場も一緒に
「ジーコ!オブリガード!」「ジーコ!オブリガード!」
練習の甲斐あって、結構みんな大きな声出して盛り上がりました。
MIYAはオシム監督がどこの国の人だか気になったらしく会場に聞いていて3列目ぐらいの女性から
「旧ユーゴスラビア」と教えてもらっていました。
あ〜…ちょっと残念…、私も前日に主人と「オシム監督ってどこの国?」て会話していたのに、
ちゃんと調べておけばよかった・・・。
オシム監督は旧ユーゴ、現在はサラエボ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)出身です。

本田美奈子さんが亡くなったときに書いた詩。
『身近な死』
「もっと会いに行けばよかったと、
もっと声を聞いておけばよかったと」

私はなぜかライブ中に必ず思い出す子がいる。
それは「からたち野道」の時や「島唄」の時など、私は彼女を想うたび
「なぜもっと会いに行かなかったのだろう」と思う。それは、私の中で永遠に繰り返される。

詩集から『助走』
この詩は去年聞いた中で1番好きな詩
キラキラしていて、宮沢さんの朗読を聴いている涙が出そうになる。

ギターで弾く『島唄』
15周年の時に聴いた島唄がめちゃめちゃかっこよくて、
今年は聴けないけど、またBOOM4人だけの島唄聴きたいな。

拍手拍手拍手…鳴り止みません、早く出て来て。

−アンコール―

今回はエアコンが効いていてあまり汗をかかなかった宮沢さん。
Tシャツへは着替えませんでした。
最後はみんなで歌おう!
「風になりたい」
♪大きな帆を立てて〜
会場も一緒にひとつになり歌いました。

詩集から最後の朗読は
『最後の歌』
そして最後の歌は
『遠い町で』
ほんとに最後だぁ、幸せな時はいつもほんの一瞬で終わってしまう。

拍手。拍手、拍手・・・。
宮沢さんはいつも丁寧にゆっくりと思いを込めて頭を下げる。
「ありがとう〜」は私達のほうなのに。
遠い街まで歌を届けてくれてありがとう。
また来年もきっと来てね。

あっと言う間のライブだったけど時計を見ると7時25分!
ずいぶんたっぷりのライブだったんだ〜、と改めて感動しました。

最近ブログを始めたので久しぶり(カウントダウン以来)にライブレポを書いてみました。
いつもみんなのレポを読んでは「すごいな〜」と感心しているのですが、
健忘症の頭でも書き始めると色々と思い出しますね。結構長々となってしまいました。
宮沢さんのトークも絶好調だったような気がします!
会場によって、その土地その場所で曲も詩もお話も少しずつ違った様なので
私のライブレポで少しでも宮崎ライブの雰囲気が伝わるとうれしいです。
最後まで読んで下さってありがとうございました。