THE BOOM CHANNEL
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<宮沢和史 弾き語りによるコンサート 寄り道 〜ハルとナツのころ〜 6月8日・ゲバントホール>
めぐさんが広島ゲバントホールのレポを送ってくれました。
饒舌なMCたっぷりのレポ、お楽しみ下さい。 (管理人:チカ) 待ちに待った朗読会。 「未完の夜」から早い物で二年振りのゲバントホール。 あの時も雨でしたが時期的に梅雨入りした事もあるだろけど、宮沢さん今年も雨と一緒に広島に来てくれました(笑) 昼過ぎに広島に着いても天気は雨…しかもゲバントホールに向かう頃、より一層土砂降りになり宮沢さん達にお土産をと思ってポンジュース(愛媛じゃけん(笑))を紙袋に入れてテンション下がり目で会場へ向かう。 勿論傘買いました(笑)紙袋も可哀想に雨に濡れてしまい、これで渡すなんて恥ずかしいな…。申し訳ないな…。 会場へ着くと時間が早いせいもあり誰も居なくて雨と空を見上げる。玄関前には「宮沢和史弾き語り」と掲示されている。やっぱりあるんだー!どんな雰囲気なんだろうとテンションも上がる。 開場時間も近付く頃人が集まり出す。待ち合わせの友達とも再会し嬉しくなる。 そして開場時間になりようやく会場へ。係員さんに「ポンジュース」を渡し「寄り道T、U」購入し会場へ。 中は満員で今か今かと宮沢さんの登場を待っていた。ステージには中央に黒いイス、譜面台、ギター3本が並んでいる。 開演時間少し過ぎた頃照明が薄暗くなりステージにスポットライトが灯され左側から宮沢さん登場! あまりに唐突過ぎて会場の皆様圧倒され拍手する間もなく宮沢さんを見つめてる、慌てて拍手を送ると会場の皆様も拍手。 深くお辞儀をしてイスへ腰掛ける宮沢さん。髪は肩にかかる程、噂のお髭うっすら確認出来る。(ロン毛の宮沢さんもカッコいい♪) 衣装はブルーの大きめチェックに黄色いお花が入った柄シャツにジーパン、シルバーの革靴に見えたけれど私の席からは詳しくは確認出来ない。会場にあの独特のピンと張り詰めた空気が漂う…。宮沢さんが近くにいる。。凝視する私。 そして始まりました。会場は息を飲み、視線の先は勿論宮沢さんだ。 @ 『中央線』 ギターをかき鳴らす音が会場に響き渡る。一人での演奏はズカンと胸に打ち込まれる。照明も明るくなり一礼をし、 A 『明日からはじまる』 会場一杯に宮沢さんの歌声、ギターが響く。僕らの人生は明日からはじまる♪ ギターを置き、 「宮沢です。今の2曲で燃え尽きました…じゃあ!」(をいっ!)会場(笑) 「雨の中、たくさん来てくれてありがとう。楽屋に大きな窓があって、だんだん雨が強くなって来て、お客さを来てくれるのかと思って本当の意味でソロコンサートになるのではないかと怖かったです(笑)安心しました、今までデビューしたTHE BOOM。宮沢和史の中で昔、ライブで周ってて東北で来てくれた人は一人で、ライブ中、その人をずっと見て歌う訳にはいかないし(笑)(その時期に会ってみたかったな…)軽快なトークで江原さん、美輪さんばりに(オーラの泉毎週録画してます(笑))トークして行きたいと思います、最後まで宜しく!」 そして、詩集を広げながら、 B 『不毛』 「今年の寄り道から副題が付きました。何故ハルとナツと付けたかと言うと、春と夏の間からです(笑)会場(笑)NHKの「ハルとナツの頃」があって、丁度ソロのライブでサンパウロに行った時なんですがNHKが映るので(因みにタイでも見れます(笑))9時から五日間観ました、サンパウロで撮影されてましたが最初は、鼻クソほじりながら横になって観てたんですが最後は正座して号泣してしまいました(笑)ソロライブでのメンバーがいて、朝8時メンバーで朝食、放送時間が近付くとみんなソワソワして8時50分頃にみんな各自部屋に帰って号泣(笑)神様の悪戯か、そう言う時に限って掃除するおばちゃんが入って来るんですよ、おばちゃんが掃除しながら号泣して、映像思い出す度に笑うんですが、移民して100年、あまり報道されてないですが、また再放送すると思うので皆さん観て下さい、あまり言うと、ここで号泣したのかと笑われそうなので(笑)」 C 『ハルとナツのころ』まだ観た事ないので機会あれば観てみたい作品だ。放送されてる頃は観れなかったな。 D 『重さ』 …ありがとう。ギターを手にされる。 「僕は山梨、甲府市生まれで山に囲まれた所で横並びと言うのが窮屈で、でも今思えばよい所だなと。(故郷は離れて良さがわかるものだ。) 高い建物がないので空が大きく見えて。東京で時々見上げる事もあり、大学の屋上から空を見上げる時もよく思い出してました。 また田舎で周りが田圃で蛙がたくさんいて、ご飯を食べますよと母親が言ったら蛙が一声にウワーって鳴き、終わったらピタっと止まる様な所で、繁殖能力かなと、あの頃引田天功の真似でイリュージョンをやりたくて仕方なくて【ヒキガエル天功】と題して友達とバクチを買って来て…(笑)(そ〜いや、私の田舎でも男子達はやってました)やってたんですよね(笑)それだけ降って沸いて来る物だと思ってたんですよ、今は蛙の量が減ってきてるんですよ、東京に来た時、蛙ほど環境の変化に敏感な動物はいないと聞きました。 佐渡島に居るトキも昼間人間と接点はないのですが大自然で放せば育つ鳥で人間の側でしか生きられず田圃にいる蛙を食べ夕方には寝床へ帰る。最近では化学肥料等のせいで蛙も減り、餌になる蛙も減りトキの住みにくい世界になっていきましたが、勇姿の方々が手 を挙げ頑張っておられるんですよ、僕も田植えを手伝ったりさせて頂きましたが、トキを子供の頃見たいなと思ってて、何年か前に見ました。本当に綺麗なトキ色で、『寄り道』の表紙裏にみんなに見て貰いたくて、印刷したのですが、この色ではないんですよ、残念な事に、でもこれにこだわってたらこのツアー終わってしまうので(笑) 『トキ』と言う曲を作りました、聴いてます下さい…。」 E 『トキ』 ギターとハーモニカで余韻を残す様に演奏…トキが舞う空を夢見て君と生きて行けたら…♪ 「石垣島出身のアーティストでBEGIN…とかね(笑) (かなり前ですがBEGINが私の故郷に来てくれたんです!) BEGINはイカ天て言う番組が当時テレビで流行ってて、俺達はホコ天でやってたんですよね、彼等はアメリカのブルース等やってますが、未だに沖縄訛りで今、いいですよね!沖縄意識してやってて。 (BEGINのアルバム全て最高です)いい年の取り方してますね、彼等は。 東京へ出て18年で俺らと一緒じゃん、でも彼等は沖縄訛りで(あのイントネーション癒されます(^O^))、俺も等身大の宮沢で行きたいのですが言葉が(出身の)汚くてね、(笑)…昔俺の親父が俺の小さい時に、広島に行きたいと言ってて、何で?って聞くと【ヤクザになりたいから!】(会場爆笑) 親父もこういう時があったんだと思ってね、広島と東京のタクシーの違いなんですが、東京は先に道を聞くんですね、世知辛いでしょ? 最近東京に用事で出て来た夢番地の年下の子が、「あのさ〜、俺急いでるから。」と言えと、上司に言われてたんですがね、それより広島弁でドスの効いた声で一言、言うとタクシーの運転手さんも「はいっ!」って言うので早く済むと話してました(笑) 東京の下町の言葉もカッコ良くて好きですけどね、「朝日ソーラーじゃけん!」(今年も言いました!宮沢さん(笑)) …石垣島出身のアーティストの中に夏川りみさんも居て、彼女は太陽の様な人です。周りが元気に明るくなれる人です。彼女は太陽の様な人なので少し影のある歌をと思い作りました…。」 F 『掌の海』 切なくて痛くなる曲。ここまで詩、世界が書ける宮沢さんは、本当に凄いです。 「…いつも…あの、太陽か月のどちらかと言えば俺は太陽じゃなく月系で…おとなしい顔の人が嬉しい時の表情が凄く新鮮じゃないですか?太陽の様な人が真剣な顔したら驚くじゃないですか?…さっきの夢番地の人と話してて凄く盛り上がったんですよ、宮沢さん今度は何処でやりますか?!歴史があってもなくても良いですよね?夢番地が積極的に活動してると、DUKEも、四国をもっと見てくれよ〜って、瀬戸内の決戦!(笑)四国も頑張ってるから見て下さいみたいな。(ウェルカム四国!)色んな場所でやってみたいのですが、今年で40才、弾き語り40本目指してますが20本やってて、もうバテました(笑)(えぇっ!ダメじゃん!)GANGA‐ZUMBAもやってて、俺早生まれだから、来年、1月、2月しっかり弾き語りをやりたいと思います。是非、いい場所あったら夢番地通さなくて個人的に教えて下さい。」(このスケジュールだから、本当に無理しないでね、宮沢さん。焦らなくてもみんな待ってるよ。)会場から候補が上がる。 「…ん?岩国?…尾道?尾道は濃厚ですよね。(マジ?行きますよ!)呉はね、俺の親父が(親父話炸裂!爆笑)憧れてたんですよ、(宮沢父。何を憧れる(笑))ちゃんと筋を通さないとって言うとこが(笑)呉、三好、尾道、山口、鳥取もやりましょう!期待しといて下さい!(会場拍手)裏切らないように。」(嬉しいけれど、あまり無理しないでね。宮沢さん…)━会場の空気も暖かくなって、宮沢さんマシンガントークされる(笑) G 『すばらしい日々』言わずと知れたユニコーンの名曲の一つ。 宮沢さんが歌うと当たり前だけど宮沢色になり響いて来る。詳しくは知らないけど歌詞が切ない…。今CMで流れてる曲だ。顔一杯表現し力強く歌いギターをかき鳴らす宮沢さん。一体この人は何色通りになれるんだ…凄い。 歌い終わり、「急にさっき、やってみようと思って。本人には言わないでね(笑)」(いや、これカウ゛ァーして欲しい。ギター一本のまま。みんなに聴いてもらいたいな。広島御当地、奥田民生君を意識してくれたんだろうな…嬉しい心遣い。涙) 「愛には色々な形がありますが、愛に纏わる詩を聴いて下さい━。」 H 『言葉の裏』 I 『身近な死』 「最近、会ってなかったんですが、本田美奈子さんが亡くなった時に作りました…。」 (…愛する人を亡くす痛み。…生きて行かなければならない現実。辛さ…計り知れない程の悲しみ…。涙がボロボロ溢れて来て、前をまともに見れなかった…。) J 『白いハマナス』 会場一杯に宮沢さんの歌声が、みんなの心に届く。 「…よく、影響を受けたアーティストは誰ですか?と聞いてハッとしたんですよ、今まで会った人なんですよ、今、自分があるのは小さい出会いだったんです。稚内にある小学校で【風になりたい】を合唱してて、宮沢さん来てくれないかな?って先生方が言ってて写真家の宮野さんが撮影で寄った時に、また言ってたよって。その時は、もう運命だと思って行きます、と言って行ったんです、そしてワッピのレギュラー番組をやってて、火事に見舞われてしまって元気がなくなってしまったので、また来て下さいませんか?と言う連絡頂いて行きました。(出会いって不思議だな。一つ一つの出会いの大切さを話されてました…。)」 K 『沖縄に降る雪』 雪よー雪よーうちな〜に降る雪よ〜♪力強い歌声。 L 『詩を書きたい』 音響も加わり詩を演出している。文章を一部変え、「オタフクソースをかける様に詩を書きたい」(出ました!御当地ネタ(笑)) M 『自重』 「忙しいと言うけど、本当は忙しくなく、言い訳をしてしまい、好きな人の事をずっと見て、忙しい忙しいって、やりたい事があるのに忙しいと言い訳をして。確かに忙しいけど人間誰しも忙しいですよね?忙しいと理由に夏から新しくデビューします。もう一度新しい出発をします。MIYAZAWA‐SICKとしてではなくバンドとして8月の頭にアルバムを発売します、皆の音楽性をギュッと集めたアルバムになりました!また9月には広島に来たいと思います!」(会場拍手) N 『滑走路』 今の心境でもあるのかな…。(私の妄想が働く(笑) ギターを手にされて、O 『光』 いつか歩き疲れたときは 君が好きな歌を歌おう 星も月も見えない夜は 僕が君の光になろう〜♪ 照明が宮沢さんに集められ、「この間、いつもここに時計を置いて、あまり短く、長くやらない様にと思って2時間4、50分やってしまって(笑)今日も長いけど一緒に歌うって如何ですか?【宮沢弾き語りツアー雨と梅雨のころ】(笑)是非歌って下さい。」 P 『風になりたい』 会場のみんなで歌いました♪♪ボサノバ風に聞こえてくる。声が徐々大きくなり宮沢さんが優しくリードしながら会場と歌う。暖かい時間。 「早く梅雨が終わって山や海で遊びたいですよね〜大地とアースが結び付いて。自然の中で動いてグッと飲む旬果搾り!(おほっ!来たか!)やっぱり旬果搾りはいいですよね!先日100円ショップで売ってて嫌になりましたよ(笑)まだ、売るなよ(笑)(うちの近所では92円で売ってた(笑))第三弾は神のみぞ知る!(笑)」 Q 『楽園』 空色の君〜海色の僕〜♪いい曲だな〜アルバム楽しみ♪思わず一緒に口ずさみました。 「突然の事に天気が悪くなり、この中付き合ってくれてありがとう!2006年新しい旅に出ます!旅も今年も始めます。皆様も付いて来てくれたらと思います。今日は、どうも、ありがとう!」 R 『島唄』 久しぶりに聴いた。顔が燐と引き締まり歌われてる。海よ 宇宙よ 風よ 命よ…♪ 時間は21時21分…宮沢さん深くお辞儀をし一旦ステージに捌ける。アンコールの拍手が会場から沸く。(まだ居たい。) 再び照明が明るくなり宮沢さん登場!歓声が沸く━。 「(会場のみんな)お尻が痛いだろうに、(いや、宮沢さんのが大変だと思う!)来年のツアーは座布団がいるな〜ていうか俺が欲しいんだけど(笑)(痛みなんて忘れる時間なのよ♪)昔観た映画で観たい映画が三本目で前のつまらない映画2本観て。当時付き合ってた彼女はもっと我慢してただろうな…(青春の思い出ね)それなのに、どうしてポップコーンを買って来てって言って(立たせて)あげなかったんだろう、思春期の頃の話ですが」(会場爆笑)「…何?わしにも思春期あったんじゃが!(笑)…青春ていうのは年を取りながら青春を過ごす事も出来ると思います。…冒頭にも言いましたが、みんなのお陰であり夢番地のお陰ですが半年に一度広島にも来れる様になりましたが…、あんなに盛り上がって話してた夢番地のスタッフが当日腹を壊して今日来てないし、(因みにその夢番地のスタッフさんは高浪さんだそうで(笑))牡蠣に当たった事がないつってたのに(笑)色んな歌、色んな波…歌として記録出来る幸せな仕事をしてると思います!必ずまた来ます!今日はどうも、ありがとう!」 ━アンコール━ @ 「遠い町で」 繰り返す毎日に 追われながら暮らしてても雨上がりの君の町にかかる虹に 気づいていてくれますように 遠い町で 気づいていてくれますように♪ 初めて生で聴けた感動と終わりなんだと思う寂しさで、どうしようもない位涙が出そうになる。 ━アンコールA━ 「風になった」 大きな帆を立てて…あなたの手を引いて荒れ狂う波にもまれ 僕らは風になった…。 「今日は本当にどうも、ありがとう!」深くお辞儀をし拍手の中、宮沢さんはステージを後にされた━。 21時35分。終了。 終演後、ステージ前の席に座ってみた。マイクスタンドの向こう側にイス。今まで宮沢さんが居た空間を暫く眺めてみた。 あまりに近い距離で前の席の方はドキドキ物だっただろうな。終わってしまった…帰りたくないけど仕方なく雨が止みかけた夜の広島に友達と話しながら出歩く。頭の中が真っ白。出来たらゆっくり何も考えたくない時間だ。宮沢さん━本当にありがとうございました。言葉に出来るのは…、この言葉しか浮かばない。本当にありがとうございました。あんな素敵な大人になれたら素晴らしいだろうな…。 ★★★最後に★★★★★ 会場での雰囲気やMCなどが少しでも伝わる事が出来たなら幸せです。 メモ帳が解読不能な点があり(笑)話がうまく繋げれてない個所が多々あり、一生懸命記憶を辿り繋げましたが見苦しい点があるのは御愛嬌で(笑)携帯と格闘しながら何度も読み返しながら作成してみたのですが…、(>_<)会場に惜しくも参加出来なかった皆様、地方のレポが見たい方々のお役に立てれたら本当に幸せです。 最後に、この拙い文章を読んで頂いた、皆様。何よりこのレポだか記録だか未完成な文章に、いい仕事をしてアップして下さった管理人★チカさん★に心よりお礼と感謝を。そして、この大変なスケジュールの中素敵な時間を提供して下さった宮沢さん。スタッフの皆様。夢番地の関係者様、本当にありがとうございました。感謝を込めて★ めぐ |