THE BOOM CHANNEL
|
NEWS 掲示板 資料室 web記事 リンク集 管理人室 ポスト |
<ファンクラブツアー『キューバミーティング』 10月17日〜23日>
しーさんがキューバミーティングの様子をレポしてくれました。
とても濃い旅行記になっています。 どうぞ。 (管理人:チカ) 私は成田Bコース。日程表に沿って簡単なご報告を・・がんばって思い出してイキタイと思います。 質問ドシドシどうぞ。 10/17に13:00成田集合。 参加者は1人参加の女の子が多い。年齢は30歳前後ってとこかな。 私は集合場所で近くに立っていた人たちと親しくなる。 私を含め5人。39歳から27歳まで、30歳の私はちょうど真ん中。 年齢も住んでるとこも、立場も違うけどMIYAが好きで思い切って参加したって共通点で十分親しくなれる。友達ができて安心、ますますこのツアーが楽しみになる。 15:50発でヒューストンへ。10時間以上のフライト。 日付け変更線を通過し、到着後10/17の17:45発のメキシコ・シティー発へ搭乗。3時間程度かかり空港隣接のホテルへ。 10/18は7:00にモーニングコール!メキシコ空港で各自軽食後12:00についにハバナへ。4時間程度のフライト。 空港に降りるとバスで移動。日差しがつよい!30分程度でホテルへ。 ホテルは大きいリゾート風。日本語で書かれた支配人からのメッセージ、日本語で声をかけてくれるスタッフ。今回のツアーに対する準備や心遣いがうれしい。 Bコース到着30分後にはビュッフエで夕食。 今夜のライブの席順や、お楽しみ企画「2ショット撮影会」などの順番をくじ引きする。ちなみに今夜のライブ座席はツアー客だけでかたまらず、地元の方と混合との事。 期待いっぱいの中、10分程度の移動で、ライブ会場へ。 MIYAZAWA-SICKの登場は11:00くらい。客席から「会いたかったよ」「会いにきたよ」の声。バンドのみんなもニコニコしてる。ココまで来たんだって実感が胸にこみ上げる。ライブはノリノリ。日本では味わえない雰囲気。楽しいだけではあらわせないコノ感じ。MIYAはアウェーって言ってたけど...12時ごろ終了。興奮と幸せな気分の中で就寝。 10/19はオプショナルツアー。 AMはサルサレッスン、PMはバスで市内観光。 私の場合はAMは友達とホテルの近所のマーケットへ歩いて買い物へ。 PMのツアーに参加し、世界遺産の旧市街地を歩いて散策。あっちもこっちも絵になる建物ばっかり。 途中、ヘミングウェイのゆかりのバーでモヒートを飲む。 フリマではお買い物タイム!欲しかった絵(キャンパスだけの)、木工品の3段の箱(アクセサリーBOXにしようと思って)、お土産用のミサンガ風のカラフルアクセをゲット!他にはTシャツやワンピースなんかがかわいい。バスで革命広場や国会議事堂で写真撮影をしながらホテルへ。 夕食後、野外ライブに備える私たち。 バスに乗り込むはずがミーティングルームへ集められる。ざわつく雰囲気の中で衝撃の発表!!! スタッフからの説明「今夜の野外ライブは中止になりました。今、宮沢から直接説明をします」との言葉の後、サングラスをかけたMIYA登場!歓声があがる。手を振って答えるMIYA。 (覚えてる内容を雰囲気で再現です・・)「今日のライブは中止になりました。まだ、雨も降ってないし、風も強くないからやれそうな気がするよね。でも、キューバ政府から中止の指示があって。この国では早期からの対策で被害を最小限にしてきたんだ。郷に入っては郷に従えって言うでしょ。スタッフもギリギリまで交渉したり、頑張ってくれたんだけど」 沈黙が走る。MIYAが声を殺して泣く。 「MIYA大丈夫」「泣かないで」の声が飛ぶ。照れ隠しか涙を拭ってサングラスをかけるMIYA。 仕切りなおしたように「今から、明日の予定だった大抽選会を僕の仕切りでやります!」と発表。 会場も明るい雰囲気に変わる。「始めに言っておくけど、はずれはなしだけど、微妙なものもあるかも。でもここまで200人分を運んだスタッフの苦労もわかって」と前置きした上で抽選会。 スタッフTシャツ、タオル、MIYAの私服や衣装、小物(CDケース、バッグなど)、今までのコンサートのIDカード、寄り道で展示されてたMIYAが撮った写真のパネル、宮島三点セット(ポスター・しゃもじ・クリアファイル)などなど、一人一人にMIYAが手渡しして「ありがとう」「おめでとう」など真っ直ぐ目をみて声をかけてくれる。そばでは中川正子さんが写真を撮ってくれてる。 特賞はMIYAの自転車、ギター、子供のころから使っていた机の3点。もちろん、後から輸送するとのこと。 私は涙の宮島三点セット、でもキューバでMIYAから手渡しされた特別な宮島グッツ!うん、前向きさ! 初握手、冷たくてがっしりした手の感触に興奮。真っ直ぐな視線に感激。 幸せな会場の雰囲気はMIYA退出後に行われたスタッフの説明でまた一変する。そう、ハリケーン「ウィルマ」! 今後への影響について、最初の説明がされる。 このホテルは安全だが、進行によっては飛行機が飛ばない(空港が閉鎖される)ことがある、でもそれは直前にならないとわからない。 どうしても日程通りに帰国したい人は明朝にも空港でキャンセル待ちをしてメキシコシティへ行くことになる。でもスタッフはつかないし、料金は別途かかる、メキシコからは日程通りに10/21まで延泊して待つことになるなどの説明だった。 みんなも突然のことに動揺する。 私はその夜は遅くまで部屋で友達と不安を吹き飛ばすようにおしゃべりする。友達とは、帰国が遅れるのは困るけど、撮影会と大寄り道の2大イベントに参加しないのは後悔しそうとの意見で一致。 1:30運を天に預け、明日の2ショット撮影に備えて就寝。でも不安は尽きない夜だった。 10/20、薄暗い中で目が覚める。窓の外を眺めるが雨は降っていない。 風は強まってきて木々が揺れる様子が見れる。「お願い!神様!」改めて祈る。 今日は朝から2ショット撮影会があり、みんなソワソワしている。会場はこのホテルの5階スイートルーム!! 各バスごとに指定時間にロビー集合しエレベーターでMIYAの待つ部屋へ。息が苦しい! 部屋の入り口でスタッフの方から「ココだけの作戦」を指導される。ちょこっと離れて立つとMIYAが肩を抱き寄せてくれるら・し・い・・と言われ興奮更に高まる。部屋の中へ。同じ部屋にいる!また興奮。 窓際にカーテンで仕切りされ、ホントに2ショット!!!「よろしくお願いします」MIYAや中川さんたちに挨拶し立つが場所を間違えてMIYAに「こっち」と言われる。アセル。MIYAの右側に立つ。いきなり肩を寄せられ息が止まる。どんな顔をしていいのかわからないが、たぶん笑みが止まらなかった気がする。「イイ感じ」中川さんの声が夢気分を高める。あっという間に終了。 200人以上との撮影会だから、ゆっくり話したりしちゃダメよねって自制をかける。 だから、どうしても伝えたい「明日、誕生日なんです」って言うのが精一杯。 「あ、そうですか。おめでとうございます」って返してくれる。 「ありがとうございました」って言ったつもりだったけど、正直終わった直後のことはトンでる感じ。 また、私の部屋に友達が集まり報告会&おしゃべり大会開始。 初めて成田空港で会って知り合ってから間がないけど、MIYAが好きでココまで会いに来たっていう熱い共通点だけで急激に親しくなれた。 普段友達にする以上によりディープなMIYAの話や過去のライブの話でもどんどん返してくる。 「楽しいよ」「みんなに知り合えてよかった」「思い切って参加してよかった」みんなで言い合う。 昨日の夜の不安や今朝の緊張が嘘のようにみんなニコニコ、声が明るい。 昼食はバスで別ホテルで。 たぶん、メンバーが泊まってたホテルかな?ロビーで帰国前の今福さんを発見。 昼食後、大寄り道の座席抽選がある。歩いて5分、隣のライブ会場へ。どの席からもステージのMIYAの表情まで見える。 MIYA登場!1曲目は「この広い世界で」。生ギター、生歌声。息すること、瞬きすることすら惜しい。周りが無になる。 MIYAのMCは日本語に飢えてたみたいにあふれてくる。 ブラジルから始まったこのツアーで見て、聞いて、体験したすべてのことを伝えたくて言葉より先に想いがあふれてくるみたい。長いMC。N○Kのハルとナツっていうドラマをバンドのみんなではまってみていた話を楽しく話す。かなり号泣!っだったようで、 MIYAZAWA-SICK超お勧めとのこと。 ふと、我に返ったように「少しずつ文章で発表していくから」って話をまとめてまた、歌の世界へ。 会場後ろには高野さん、クラウディア、栃木さんもいる。高野さん、クラウディアとミニMIYAZAWA-SICKを披露。 「みんな次の仕事に間に合うように中止が決まったら挨拶も十分にできないまま別れちゃったからね、寂しいね」と、やっぱり昨日の中止はまだココロに残るものがある様子。 MIYAが「200人と写真を撮って・・・いろんな人がいるなって思いました。こういう人たちがCDを買って、聞いてくれてるんだなって。今までより顔が浮かぶと思う」 「ライブ会場でみんなは会えてうれしいって言ってくれたけど、ブラジルからのツアーで実は僕たちのほうがみんなに会いたかったし、会えてうれしかった」って言ってくれた。 私はこの旅でこうやってMIYAが作る音楽は広がってきたんだなって思ったし、言葉ではうまく表現できないけどMIYAZAWA-SICKの心意気を感じたような気がした。胸が熱くなった。自然と涙が流れた。気がつくとあちこちですすり泣く声がした。 アンコールの「遠い町で」。離れていても・・・遠い町で・・・言葉の一つ一つが今までよりリアルに響く。 私の初・寄り道は胸が苦しくなるくらい切ない気分と充実感で一杯だった。 ホテルに戻ると、ムーブメントのトヤマさんが、マネージャーの長岡さんがMIYAの楽屋でゲットしたという今日の大寄り道のセットリスト(直筆!!!)を景品に急遽、じゃんけん大会を開催。 でも、みんなからの要望で外れた人全員にコピーが配布されることになる。コピーだってうれしい。2ショット写真と一緒に後から送られてくるとの事。期待でワクワク。楽しみでたまらない。 夕食後、「トロピカーナ」鑑賞へバスで向かう。 屋外ではなく、特別に屋内で開催してくれるとのこと。 きらびやかな衣装、見事なプロポーション。素晴らしいショウだが、2ショットと大寄り道の2大イベントが終了し、気が抜けたことと朝が早かったことで時折寝てしまう私。チョット反省。お土産に1本の葉巻をいただく。 後は帰るだけ・・・そんな気分のバスの中、突然「このツアー中に誕生日を迎えられた方がいます」とアナウスされ、びっくり! 私ともう1人、それぞれ記念にとプレゼントを頂く。中身は三角錐のアロマキャンドル。スタッフの心遣いに感謝。 今日は、イベントが終わって気が抜けたのかみんなも疲れて部屋に集合せず。MIYAの歌声を思い出しながら就寝。 10/21、朝、朝食前にロビーのハリケーン情報をチェック。なんとかBコースは出発できそう。 でも、もう一度10:00にチェックするよう指示される。各自荷物を持ってロビーに集合。 Aコースが先に出発。Bコース出発までラディーナの本田さんとお話する機会がある。本田さんはカンクン経由のため足止めとのこと。確か高野さんもそんなことを言ってた気がする。 「こういうことは人生にはあるんだよ。パニックになっちゃだめ。楽しまないと。今度宮沢君に『ウィルマ』って曲書いてもらおっか。キューバのいい思い出になるよ」と本田さん。 Bコース出発のとき、ホテル前でCコースのみんなが見送ってくれる。「気をつけて帰ってね」「楽しかったね」「私たちは大丈夫」不思議なパワー、神様の宝石でできた島・・歌声があふれる。お互いに手を振る。笑顔で見送ってくれるその姿にバスの中で涙する私たち。うん、BOOMER最高だよ!!先に行くね、気をつけて帰ってきてねって思いで手を振り返す。 ハバナの空港で最後の買い物。キューバの国花でできた香水を買って両替したお金を使い切る。 16:45メキシコシティへ。入国に時間がかかりホテルに着いたのは予定より遅い。 あーあ、明日はAM3:45集合だ〜。メキシコ空港へ買い物に行く人たちもいたが、私はゆっくり休んで明日へ備える。 10/22、AM3:45ロビーに向かう。疲れた顔が並ぶ。朝早いって! 7:00のヒューストン行きまでメキシコ空港内でまたまた買い物。ここでドルを使い切る。 ヒューストン10:50で成田へ。無事帰れてうれしいような、これで夢から覚めちゃうような複雑な思い。 10/23、成田到着。 国内線乗り継ぎもいるため、荷物が出た人から解散となる。私の仲間も新幹線、飛行機などバラバラだ。また、みんなで地方ツアーしようね、メールするよと約束。とりあえずは年末の東京かな。私はここから1人京成スカイライナーと新幹線で帰宅する。さっきまでのにぎやかさが嘘のようで急に寂しくなる。親、友達、先輩にただいまのメール。自分が思っていた以上にみんな心配してくれていたことに驚き、ありがたく思う。今回のツアーに参加できたこと、無事帰ってこれたことを感謝する。 翌日からは、もう仕事。1週間の夢のような日々から現実に引き戻される。 でも、ふと浮かぶ思い出、口ずさんでしまう歌・・・次はみんなでどこ行く??そんなことしか頭にない、私はずっとMIYAZAWA-SICKだ!!!!! |