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<宮沢和史ソロ『MIYAZAWA-SICK '05』  2月23日・大阪フェスティバルホール>

2月23日・大阪フェスティバルホールでのMIYAZAWA-SICKライブをこうさんがレポしてくれました。
MIYAZAWA-SICKの空気をお楽しみ下さい。
(管理人:チカ)


バタバタと職場をあとにしいざフェスティバルホールへ!
会場に着いたのは開場15分前。
ロビーに入りエレベーターを上がりきったすぐ横ではグッズ販売。
例のTシャツに目が行く。
「うーん、やっぱりBOSSや…」なんて思ってるうちに開場!
結局何も購入せずホール内へ。
ステージを見ると黒一色のセット、そこに機材が並べられており、アクセントに漁火みたいな灯が2本ほど立ってました。
ぱらぱらとパンフなどに目を通し開演待ち…。
開演時間が近づくにつれて空席が埋まっていき、ほぼ満席?(2階席でしたが自分より後ろの方はあまり見てなかった)
曲順など何かキーワードさえなぐり書きしておけば後で思い出すだろうだろうと、ちっちゃいメモ帳を片手にこちらの準備もOK!

19時頃開演 照明が落ち、ステージに人影がひとりふたりと。
声援とともにドラムのイントロからおごそかに始まった1曲目『矮小な惑星』
照明も上がりバンド全体の姿が。
宮沢さんは白のシャツに黒のパンツ、そして肩には赤いエレキギターといった感じでした。
久しぶりの生MIYAや〜歌ってる!(当たり前)…最初の少しはポルトガル語で後はほぼ日本語詞で歌ってたと思います。
「大阪〜!」と宮沢さん。
続いて2曲目『Tokyo Story』微妙なノリで序盤特有のテンションで聞く。
でもかっちょいい〜!
ここからアフロシックからの選曲が続いくポルトガル語攻め。
『CINCO OU SEIS〜5か、6か』
『NA PALMA DA MAO(愛を見失うほど)』
スザーノのラップ?&パーカッションが光るこの曲。
「♪愛を〜見失うほど〜」と口ずさんでみるが、宮沢さんはポルトガル語…。
ドラムのダンダンダンとアップテンポのリズムに手拍子が乗り、始まったのはタテノリ『BRASILEIRO EN TOQUIO』ミヤダンス炸裂!
前の女の子モンキーダンス炸裂!
間奏で今福さんのパーカッションも炸裂!
うーん、ニッポントロピカル♪
ポルトガル攻めも一段落。
ここで本日初のMC。
「ありがとー!只今大阪に帰ってまいりました、宮沢和史です」
会場からミヤー!ミヤー!の声援。
「我々の持てる力最大限に発散して…匂うぐらいがんばりますんで最後まで楽しんでください。」…匂うの?笑。
はい、楽しませてもらいますとも!
そしておもむろにポケットに手を突っ込み、「ヒロシです…」会場笑。
イントロでさらに小声で「ヒロシです…」
ネタを期待するもそのまま曲に。

6曲目『Eu Vou Junto』ポルトガルから一転ボサノヴァの風。
心地よいギターとパーカッション。
僕の中のイメージは“午後の紅茶”天気のいい昼下がりに聞いたら気持ちよさそう。
爽やかに歌い上げ、そのまま7曲目の『2 Continentes』へ。
これまた心地よく、ボーカルはクラウディアさんと交代で。
演奏が終わり間髪入れず突然激しいサンバのリズム(風になりたいの間奏の様な感じ)宮沢さんもボーカルをとってる。
何の曲だ?と思っていたら、あっと言う間に終わる。
ぽか〜んとしつつ…拍手パチパチ。
照明が落ち、会場も静かになる。
「ある才能のあるダンサーがいました…」と宮沢さん。
北の人、南の人彼らは言い争いながらこういうでしょう。
“あの月は俺のものだ”“いや違うあの月は俺たちのものだ”けど月は誰も所有することはできません、次の曲は彼女の名前からつけました」と8曲目。
『香珠〜Hyang Ju〜』なぜか目をつぶってこの曲を聴く。
途中ふと目を開けるといつの間にかバックの黒幕に月の投影が。
土屋玲子さんのニ胡が神秘的に聞こえます。

『Mandala』
オドロオドロしい前奏に乗せて、宮沢さんのポエトリーリーディングから(どんな詞だったかはよく覚えてません…)。
一瞬「ゲバラ…」かと思いました。
この曲生で聴くとかなりマンダラーな世界に引きずりこまれます。
ぬかるみにはまったような感じ、けど嫌な感じじゃない。
終盤いい声でお経を唱えます。

宮沢さん三線を持つ!
そして高野さんのギターのかん高い「キュイーン」のひと弾き。
マンダラーな世界から目を覚まさせてくれるような高音、そしてイントロのギターが。
そうです、『島唄』です。
アレンジはほぼオリジナルバージョン。
歌い方も最近のため込む様な歌い方ではなく、全編かなりオリジナルに近かったと思います。
「ウージ…」からの一節はクラウディアさんがボーカル。
今まで何度かライブで島唄を聴きましたが、この日聴いた島唄、これはちょっとうまく書けないです…。
鳥肌たちました。
アンコールでもう一回やって欲しかったぐらいです。
『Deeper Than Oceans』
島唄の余韻を残しながらすーっと始まりました。
ちょっと力が抜けた感じで聴けたかな。
高野さんのコーラスが印象に残ってます。
『SPIRITEK』
そして問題の1曲?笑。
ポップなボーカルから始まる。
前奏のバイオリンが気持ちよい。
終盤の「♪あなたの中、私がいる…」のかけ合いで宮沢さん、クラウディアさんの腰に肩に手を伸ばし抱き寄せ…。
女性達の「キャー、キャー」の声。
黄色い声援とよく言いいますが、これは何色だ?そりゃあキャーキャー言われるよ、宮沢さん、笑。
けど微笑ましい二人でありました。
『ちむぐり唄者』
アレンジがちょっと違ってたと思います。
前奏にトランペットが入り最初何の曲かわからなかったけど、ノれる曲に会場も大盛り上がり!
僕の視線はゲンタさんのドラムさはまきに…。
うーん、ただものじゃない。

続けてダンサブルなサンバのリズムから歌い出すこの曲に、思わずおぉー。
ご存知MISIAさんに提供した『君だけがいない世界』この曲調いいですね。
詞もよい!宮沢さんもノリノリで、曲のラストあたりでメンバー紹介あり。
『沖縄に降る雪』
しっとりと始まる。
三線の音色が妙に美しい。
前半ゆったりと後半はずんずんとアップテンポになり体が揺れる。
「♪大阪に降る雪よ」とも。
この曲を聴いててもうライブ終わりの方かなと思ってたら、曲終了後メンバー手を振って退場。あらら。
アンコール
『My Heart、My Soul、My Fear』
メンバー再登場!
宮沢さんは例のボスTに着替えてました。
そしてしっとりとこの曲。
曲が終わり、改めてメンバー紹介。
宮沢さん「最後に一番新しい歌を聴いてください。」とこの曲に対する話もありいよいよラスト。
『ひとつしかない地球』
バックの黒幕が上がり白いスクリーンが。
そこに青い空と白い雲が映し出され曲が始まる。
MIYAZWA-SICKともTHE BOOMとも違う印象を受けました。
ひとりにひとつずつの命、命の重さは地球と同じといった内容の歌詞のメッセージソング。
某テレビ局の夏の長時間番組に使われそうな感じの曲でした。
メンバー退場。最後に宮沢さん深々と頭をさげステージから去る。
21時頃終了
終わってしまいました。
も一回『島唄』聴きたかったー。
MCも少なめだったかな?けど内容の濃い大満足な2時間。
宮沢さんの挙動はあまり書かれてませんが、原因はゲンタさんにあり?DVDを見て彼のドラムさばきに惚れこんでしまい、宮沢さんと同じぐらいゲンタさんのドラムを見てたような…。
でも全員の奏でる音はめちゃくちゃかっこよかったです。
THE BOOMとはひと味違ったライブ、また行きたいなと思わせてくれました。

2月23日
大阪フェスティバルホール
セットリスト


1.矮小な惑星
2.Tokyo Story
3.CINCO OU SEIS
4.NA PALMA DA MAO
5.BRASILEIRO EN TOQIO
6.Eu Vou Junto
7.2 Continentes
8.香珠〜Hyan Ju〜
9.Mandala
10.島唄
11.Deeper Than Oceans
12.SPIRITEK
13.ちむぐり唄者
14.君だけがいない世界
15.沖縄に降る雪

アンコール
1.My Heart、My Soul、My Fear
2.ひとつしかない地球

MIYZAWA-SICK
ボーカル.宮沢和史
ギター.高野寛
ベース.tatsu
ドラム.ゲンタ
キーボード.フェルナンド・モウラ
パーカッション.今福健司
パーカッション.マルコス・スザーノ
トランペット.ルイス・バジェ
ニ胡&バイオリン.土屋玲子
コーラス&ボーカル.クラウディア大城
この日のライブ演奏曲の入ったCD

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コシカ/ひとつしかない地球 icon

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SPIRITEK icon