THE BOOM CHANNEL
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<2004年ツアー『日本百景』  11月6日・広島厚生年金会館>

11月6日・広島厚生年金会館でのライブを宗さんがレポしてくれました。
ライブ前後まで読み応え十分です。
(管理人:チカ)


10月30日(土)
広島市民球場での奥田民生のライブに行ってきたけー!
スライリー(カープの着ぐるみマスコット)は踊り、ロケット風船は跳ぶ、演奏の合間に変なおやじのヤジ(これ名物ぢゃけん)、2周半のウェ〜ブ、花火あり、最後は民生胴上げ!宙を舞う!な「市民球場でカープの試合風」なライブぢゃったけん…。

そして11月6日(土)
初めて体験するTHE BOOM地元屋内ライブだ〜♪
今年の大阪での15周年記念ライブ・神戸ライブは日帰り可能ぢゃったが、広島からだとやっぱえりゃ〜わー(しんどいです)。
それに比べて、今回はいつでもフラ〜っと行ける広島市内の厚生年金会館!
もう行きも帰りも楽チン楽チン(自転車で片道約10分)。
ぶち(すごく)楽ぢゃけ〜!


《ライブ前》
午前中は「マッサージさん」しておりまして、午後に帰宅。開場時間を待ちながら、アパートでまったりと「おじいちゃんとの思い出が活かされている〜」とリフォーム番組の再放送を観ていたら、メールが!
「広島に着いてホテルにおります〜ぶらぶらうろつきに行きますわ(^o^)」
めぐさんからでした。
まったりしている場合ではなかった…。
オフ会用の荷物を置きに「ゆんたく」経由で広島厚生年金会館へと「自転車にー乗ーって〜♪」向かう。

会館裏、搬入口に2台のトレーラーが止まっていて、その近くの駐輪場に自転車を置く。
時間は15:30頃。ファンの方かな?まだ早い気もしますが搬入口近くに計6人いました。
自転車置き場から、恐らくめぐさんがぶらぶらうろついているであろう「平和公園」に向かって歩きました。
周りを見ても「本当にライブするのか?」という雰囲気。
それらしき人が見当たりません。
平和公園内でメールしてみたら、めぐさんすでに会館の裏で待機、のメールが…。会館に向かう。

会館の裏に行ってみたら、直径2mぐらいのパチンコ玉みたいなオブジェの近くのベンチにめぐさんおりました。
それぞれの今まで行ったライブの状況を話す。さて広島は盛り上がるだろうか?
めぐさん作成の看板を拝見!今回は『Any time,Any day』をイメージされ、作られたそうです。
早速めぐさんから「寄せ書きお願いします」。
俺が最初でいいのか?!
書かせて頂きました。
他の方にも書いて頂きたいのだが、周りにはライブ目当ての人は見あたらず、場所移動をすることにしました。
らっ!
搬入口の所で「スパンー スパンー」とキャッチボールの音が聞こえます。
「えっ?!まさか!」
めぐさんびっくり!
TAKASHIさんと山川さんが普通にキャッチボールしていました。
「ライブ前にいいの?」
僕は変な心配を…。
僕らから3mぐらいかな?すごく近い距離で「眺めてもいいのだろうか?」とドキドキしながら通り過ぎようとしたら、その様子を眺めている、ツツジの植えられている花壇に座っている4人の側にめぐさん座られました…。
腹を決め?僕もその側に座り、キャッチボールを眺めさせて頂きました。
ボールを投げる音、取る音、良い音します。
「さすがミュージシャン!山川さん、左投げなんだ…」と変な感心…。

山川さんがTAKASHさんの投げたボールを取れず、ボールはツツジの植木の中に…。
深く入ったみたいで、すかさず僕は歩道側から近くまで駆け寄り、一緒になってボールを探しました。
別に…いやらしい意味はなく、こういうのは男の仕事ぢゃけん…。
すごく山川さんと接近してしまったのだが、ボールを発見した時点は山川さんの方がボールに近かった。
僕からのボールパスは実現できず…、
「大丈夫ですよ」
と声をかけられ、それぞれ定位置に戻り、さっきの続き。
めぐさんは早速、側におられた方々に「メンバーに想いを…」と「寄せ書き」をお願いしていました。
看板は評判よくて、写真も撮られる。
「キャーッ!なんて書けばいいの〜?」と突然のことだから、一言の方も…。
いいんですよ。想いが込もっていれば。

16:30頃にTAKASHIさん、山川さんはキャッチボールを終わらせ、会館に入る。
それを見届けた僕らは、会館出入口に移動。
めぐさんは知り合いを待ち、僕は恐らく来るであろう(余り親しくないがBOOMERであろう)三線仲間をその場で探してみるが…、おらへん(いない)。

17:00頃には人も集まりだす。
広島県人性を思わせます…。
係員から「ツアーグッツ」の先行店頭販売のお知らせがあり、早速二人で繰り出す!
が、余り人が集まらず…。
僕が購入中に、売り子さんから「Tシャツ、XSは小さいですよ」と言われる…。
なめんな!俺、着れるから!
「返品はできませんから…」
誰が返品するか!
デビュー15周年記念ライブDVD購入が一気に予算を越える…。

17:30、開場時間になって人が一気に集まり始める。
広島県人性か?…。
めぐさんは無事に知り合いの方々とお会いでき「寄せ書き」が増える。
「何書こうか〜?」
BOOMERさんは基本的に恥ずかしがり屋さん。
中には先に書かれたメッセージの側に「&…」と自分の名前だけを書かれる方も…。
僕は…、三線仲間はすでに列に並んでいて「こっちに来るつもりはないな…」。
(今思ったら、無理してでも書いてもらっておけばよかったかも…。)
開演時間が迫り、めぐさんが最後に「寄せ書き」をして、締める。

会館内に入り、めぐさんはスタッフに「看板」を預け、メンバーに「届けてたぼれ わんくぬ愛を」と託す。
…、やっぱりありました!
CD・DVDショップで風船プレゼント!
…えぇ歳した大人が風船を欲しがるんぢゃろうか?
それとも子供を惹きつける為なんぢゃろうか。
会場に入り、ここでめぐさんと別れて、それぞれの席に行く。
僕の席は1階12列の山川さん側のブロック。
これは今まで行ったライブの中で一番ステージに近い席だ!
(後で気づくのだが丁度山川さんと栃木さんの立ち位置をつなぐ線の延長上の席。
だから栃木さん見えにくいかった…。)
開演前はステージのスクリーンに「日本百景」の写真が映る。

《ライブ》
開演時間になり「葉っぱ列島」が映る、今回のライブ開催地、広島市のところに花が咲いています。
照明が落とされ、そしてメンバーが現れる。

『朱鷺―トキ―』
『子供のように』
『Any time,Any day』
『からたち野道・レゲエバージョン』
『BOSSA NOVA SWING』

「どうもありがとう。THE BOOMです。」
MCが始まる。
「久しぶりです。新しいアルバムを出し、今年の5月にデビュー15周年迎えることができました。今日はたくさん、古い歌、新しい歌を交えて歌います。楽しんで下さい」

『明日からはじまる』
「3年間、日本のいろんな所で野外ツアーを行いました。今まで1ヶ月、2ヶ月集中するのとは違い、今回のアルバムはその間に出会った風景を思い浮かべて1年半かけて作りました。実際に見た風景、頭に描いた映像、歌を聴いてそれぞれの土地の景色を思い浮かべてくれたらうれしいです。」

「僕らには南半球に位置するブラジルとの出会いがありました。そのブラジルに影響された曲を歌います」
(メドレー形式)
『街はいつも満席』
『It’s Glorious』
間奏では宮沢さん、口笛を吹き…
『Samba de Tokyo』
斉藤さんのボーカルから始まり、「好きだと言えたらー♪」から宮沢さんが入っていく…
『carnaval―カルナヴァル―』
「私にー 聴かせてー♪」。宮沢さん、観客にマイクを向ける。
「せかいぢゅー のうたー♪」観客唄い返す。
「…MIYAにもー 聴かせてー 広島じゅうーの歌ぁー♪」
広島バージョンのアドリブでした…。

『それでも汽車は走る』
『天国へ落ちる坂道』
「人は死ぬまで恋愛をする生き物だと思います。恋愛は10代の特権だと思っていました。年を取っての恋愛はそれ以上に激しく、そして熱いもののように思っています。…(長いので略!まとめると「恋愛とはやっかいなもの」だそうです。)
『掌の海』
『白いハマナス』
『心の泉に浮かぶ島』

『神様の宝石でできた島』
エレキギターを担ぐ…、ん?うまくストラップが肩に引っ掛からない…。
「えー…、季節の変わり目には変わった方が…見られるというか…」
エレキギターの「E」の音から始まるロックナンバー!
宮沢さん、客席に指を差しながら、
「今、起きたな!」
前の方の客席の…、多分、チビッ子だろう…。
どうやら、チビッ子BOOMERは20:00頃に眠くなる体質らしい…。
寝た子も起こすBOOMサウンド!

「広島、好きぢゃけん!」
「マジ、好きぢゃけん!」
「…、好きぢゃけん!好きぢゃけん!」
『I’m in love with you』
「ヨン様以外は 呼び捨てにしてる〜♪」
(メドレーで)
『この街のどこかに』

「今まで、僕らは旅をしてきました。真っ白な地図を書き込んでいくような、そんな旅を続けてきました。人生も旅に例えられます。普段の生活も旅と思うことができれば、もっともっと楽しく思えることができるのでは…。」
『24時間の旅』

「今日は楽しかった!ありがとう!」
メンバー全員が退場。
観客からアンコールの拍手。

そして、
宮沢さん、山川さん、鶴来さん、3人登場。
「え〜、広島で頑張って…、もっともっと有名になって、いつの日か…、市民球場で…パイプ椅子ひとつで『Maybe blue』を歌うのが夢です…。」
「その時はみんな来いよ!」

3人だけの演奏で、
『歌』

宮沢さん、メンバー紹介を始め、それに伴い残りのメンバーがステージに現れる。
宮沢さん、スルド(太鼓)を担ぎ、右手にマレット(バチ)を握る。
サンバホイッスルを首にかけ、準備ができたらそれを
「ピピッー!」
と鳴らす。
「この姿を見て何をするか…、みなさんご存じだと思います…。では歌います。『世界に一つだけの花』…。なんちゃって…」
「歌います。『すばらしい日々』」
「ぼ〜くらはー …♪」
スルドを叩きながら、微妙な奥田民生の声マネ…。
『風になりたい(オリジナルバージョン)』

『おりこうさん』(メドレーで)
『SUPER STRONG GIRL』
旗は振りまくり、ステージ上を縦横無尽に走り回る。旗はステージの端に立てかけて、さらに右に左にと走り回る。
『雨の日風に日』

「ありがとう!」
メンバー全員退場。
観客から二度目のアンコールの拍手と叫びがっ!

そしてメンバー登場。
『光』

「ありがとうー!」
メンバー退場。オリジナルメンバー、4人が残り深く長くお辞儀。
そして、退場。

《ライブ後》
今回は1階席だったので、思いっきり暴れました!
だから、左右大腿四頭筋辺りがピリピリしております。筋肉痛です。
めぐさんとはライブ後の「オフ会」の簡単な打ち合わせをするつもりだったので、会館の外で待ち合わせをしていたのだが、会館内でバッタリ会いました。
その時めぐさんは会場に忘れ物をしてしまい、再度会場に入れなくなり、俺は…眼中になかったなぁ…。
無事、係員に取ってきてもらいました。
一緒に会館をでたら、めぐさんのお知り合いさんが何人かいらっしゃって、オフ会誘ったら…、何人かは明日の「倉敷ライブ」のため、都合が悪くって…(またの機会に〜)、それで、お二人さんが来てくれることになりましたっ!
早速、オフ会会場に行こうとしたら、
お知り合いの方々が「出待ち」をするって…。
性格上「いいのかなぁ〜?」
と思いながら、初の「出待ち」というのを体験。
スタッフの方々もそれを見込んでの対応。
「この中から出ないで下さい〜」と、
よく道路工事現場で見かける、コーンとポールでこしらえた「(工事用語で)島」の中で「おりこうさん」していました。
(そうでも無く…、ポールが曲がるほど前に出ていた方も…。)
しばらくして、歓声が!
栃木さん、今福さん…、ぞくぞくとメンバーの方々が出てきて、待機しているタクシーに乗車しようとしていました。
回りのファンの人達とは別に…僕は、ただ、率直な気持ちを彼らに…。
「おつかれさまでした!」
と声をかけたら
「おつかれさまでしたっ!」
ファンの皆さんが後で復唱…。
俺っ…、何か間違ったことをしてしまったのか?

計3台のタクシーは走り去って行きました。
タクシーの中のお地蔵さんが被るような帽子を被っていた栃木さんと思いっきり目が合ってしまった…。
ん?一人見えないぞ!
ということでそのまま宮沢さんを待ってみる。
その間、僕らの様子を見ている親子づれが不思議そうに尋ねてきた。
「誰か来ているの?ブーム?ブームって?」
明らかにこの方はTHE BOOMをご存じでない。
「『島唄』や『風になりたい』を歌っている…」
ライブ後でこのような説明をするとは思わなんだ…。
そばにいたファンの子が僕の「こんな説明をしないと解ってくれないのか…」のつぶやきで笑っとった…。

「宮沢さん、別の所からもう出たみたいです」
スタッフの方が申し訳なさそうに話かけてきました。
「出待ち」終了!
では、めぐさんとお二人さんはタクシーで、僕は自転車で「オフ会」会場へと向かう。

《「中国地区オフ会」》
(簡単に紹介させて頂きます。)
会場は僕が今まで「沖縄つながり」ということで、よく紹介させて頂いた「ゆかいな沖縄民謡食堂ゆんたく」(これが正式名称)。
今まで僕が想っていたことですが、ここでいつの日か同じ歌が好きな人達と話して、歌って、騒ぎたいなぁ…と。
はなさんから「宗さん、中国地区でオフ会やって下さいよ」と言われて1年以上経ちましたが、それが実現できて嬉しいです。
「CHICKEN CHILD」という枠を越えて、同じ歌が好き同士というのを念頭に置いていました。
今回、参加された方はめぐさん、めぐさんと同じ郷土の方、その方のお知り合いで神奈川から来られた方(本人達に了承は取っていませんので、名前はあえて言いません)、それと僕。
「広島ライブ」、他の地域のライブの感想、BOOMにまつわるいろんな話が聞けました。
ここで紹介していいのかなぁ?と思うようなお話も!

それぞれを本名で呼び合っていたので、何か不思議な気分でした。
「ゆんたく」で一体、何が行われているのか?
それを実体験してもらいたくて、うちらのバンド「THE MOOB」の単独ライブを決行!
この日のためにメンバーが集まってくれて感謝してます。
セットリストは
『安里屋ユンタ』
『太陽アカラ波キララ』
『てぃんさぐぬ花』
『十九の春』
『からたち野道』
『島唄』
全部、うちらが演奏しやすいようにアレンジしたもの。MCの内容はいいでしょう…。
その後に「ゆんたくマスター」のライブ。
「ゆんたく」の鉄のオキテで「歌って踊らないお客は店に出られない」のがあり、めぐさん、神奈川の方にはステージに出て『涙そうそう』を歌ってもらいました!
マスターのライブが終わったら、僕がギターを担いて「オフ会テーブル」の側でソロの弾き語り。
『ギター侍』『星をかぞえて…(広島ゲバントホールバージョン)』『虹が出たなら』など…。
弾き語り集を見ながらだったので多少…怪しいものでした。
俺の演奏レベル…、こんなもんぢゃけぇ…。
閉店時間23:00過ぎに解散。
「ん〜どうだったんだろう…?」
と思いましたが、みなさん楽しんでくれたみたいで…。
機会があれば、また同じ歌が好きな者同士で集まりたいです。

《11月6日を過ごして》
今回は「THE BOOM」をライブの時だけでなく、その前後も楽しむことが出来ました。
どうやらメンバーも「釣り」やら「お好み焼屋」へと…「ビフォーアフター」を楽しんでいたみたいです。
「広島をもっと楽しむのだ!by奥田民生」
ですが、
「THE BOOMを広島で楽しみます!by宗」
ということで、また広島でライブがあればこのように楽しめたらいいな…。