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<2003年ツアー『僕にできるすべて』  10月13日・六甲山カンツリーハウス>

10月13日に六甲山カンツリーハウスで行われたツアーファイナルのライブレポ(もどき)です。
ヒマな人だけ読んで下さい。
(管理人:チカ)


9時55分 バス乗り場到着
並んでると見知らぬおばあちゃんに
「これ、何並んではるの?」
確かに考えてみれば、カップルや家族連れがテントの前で20人近く並んでるのは不思議だろう。
「今日、六甲山でコンサートがあって、そこに行くバスなんです」
おばあちゃんも行くかい?(笑)
係の人の話によると天候不良の為、向こうに着いてもバスの中で待ってることになるとのこと。

10時14分 バス出発
中でTHE BOOMの映像が流れる。
はじめはとっちーがマザー牧場に視察に行った様子が。
でもいきなり流れたら初めて見た人はわかんないでしょ(私はオフィシャルサイトで見た)
そう思ってたら後ろに座ってるカップルらしき人達の会話。
彼女「なんの映像だろ?」
彼女「ってか、これ誰?」
ドラマーだよ!ドラマー!
次は六甲山の視察。
もう見た映像だったのでボケーっと外を見てると、気が付けばメンバーとスタッフの野球大会。
ハタからみてると、典型的に中年おじさんの草野球(笑)。
とっちーはラジオで「おれ野球ダメ」と言ってた割には、いいスイングでした。
頑張れとっちー!
「21世紀の音霊」の予告と「風になりたい(Samba Novo)」のPVも流れてた。
ラストは「ROCK IN JAPAN FES 2003」のライブ映像。
「中央線」「ひのもとのうた」「島唄」さっすがにこの選曲は盛り上がってる。
バスは山道に入るとカーブが多いのでスピードはゆっくりに。
「どうかイノシシが出ませんように」と祈る(六甲山にはホントに出る)
11時6分 六甲山カンツーハウスに到着。すごい霧だ。
ちょっと降りてみることに。・・・・・・・少し肌寒い。
入り口を見に行くと、すっごい人が並んでる。
「え?もう入るの?」
と思って見てみると、トイレ。・・・・・・50人以上いるぞ。

12時5分 カンツリーハウス入場
なんかどんどん寒くなってきてない?
入り口でもらった袋の中に、なんとカイロが!ひゃーありがたい!

12時20分 広場に組ごとに固まって整理番号順に並ぶ。
霧が出たり消えたり。
霧が出たら、もう前の池の対岸が見えない。しかも寒い、風もすごい。
係の人が「開場時間は1時半になりまーす。それまでに組ごとに整理番号順にならんで下さい」
うう、30分押しかあ、仕方ない。

13時30分 1組から順番に会場に向ってすすむ。
ところがすぐに止まって、列のまま待機。
もうとっくに開場時間は過ぎてる。(13時開場予定)
もしかしてまだ押すのかしら・・・。なにより寒い!
段々手もかじかんできた。
寒いままじっとしてるが一番つらいよー。寒さのあまり「なんで、うち、こんな寒い中ここにいるんやろう・・・」と根本的なことを考え始める。
14時 ようやく開場。
会場は人口スキー場の芝生。
一番麓にステージがあって、そこから上に向って斜面に客席が広がってる。
一番前のブロックは3つに区切られていて、TAKASHIくん側・結構前のほうの場所をGET!
スピーカの正面。
前から3〜4列目ぐらい、(前日、はなさんの助言を受けていたので)なるべく通路側に(通路から2人目かな?)いい感じ。
荷物を足元に置こうと思ったら、芝生が濡れてる。
しまった!レジャーシート忘れた!待ってる間、一緒だった人のシートに置かせてもらうことに。
で、立ってようと思ったら、みんな座ってる。
え?座っていいの?立った方がよくない?
そう思いつつも、私一人が立っていいものかわからず、座って待つことに。
でも5〜6列後ろぐらいの人から後ろの人は立って待ってる。
うーん、前の人も立った方がみんな前に来れる気がするのは私だけか?
座って待ってる間に朱鷺舞い弁当と食べる。

14時35分 スタッフによる注意事項。
なんと今日は150台のバスで6000人が来たそうだ!すごっ!さすがファイナルだね!

14時45分 CHABA登場
アコギと三線の音楽は温かかった。
三線の比嘉くんは晴男だそうで、歌ってる途中から太陽が!いいぞ!比嘉君!鶏冠ヘアーだったけど(笑)

15時30分くらい まずとっちーが登場。
ってなんだ、その格好!半袖?!この寒いなか半袖・・・ありえない。
みんな立ち始めた。よかった(ほっ)。
レジャーシートの荷物の部分以外は畳まなきゃ。
とっちーによる注意事項再確認のあと、メンバー登場。
さすがに他のメンバーは半袖じゃない。
MIYAさんは白地に紺と碧の長袖ボーダー、TAKASHIくんは黒の七分のポロシャツ、YAMAさんは暖色系の長袖ボーダー。
よく見ると他にも半そでのサポートメンバーが!倉冨さん!半袖アロハシャツ!寒くないですか!(笑)

一曲目は『幸せであるように』
また雨がパラパラ降ってきた。イヤな感じだ。
『この街のどこかに』
一年ぶりに聞くこの曲も曲は野外向き、確かにテーマ曲の一つっすよ!
『TOKYO LOVE』
あ、久しぶりに「♪ハバナの海にも〜」って聞いたなあ。
MC「みんな寒いかい?ゴメンよ。俺が悪かったよ、それでいいよ」
あんたのせいかい!(笑)
『いつもと違う場所で』
サビの部分の気持ちは私のライブに来る時の気持ちなんだよなあ、って今さらながら思う。
『東京タワー』久美さんとのコーラスがすっごくキレイ。
『朱鷺−トキ−』MCではキンちゃんが亡くなった事にも触れてた。
「次はTAKASHIと山川が歌います」って言って下がった途端、雨がやんだ。…MIYA雨男伝説復活か?(笑)
『空想の戦場』京都のときよりずっといい!TAKASHIくん今日はなんだかいつもよりも「出していこう!」って感じがするなあ。
『目覚めのメロディー』異様に今福さんの動きが気になる(笑)。

ステージ上には鶴来さん、久美さん、MIYAさんの三人で『涙そうそう』
「♪貴方の場所から私が見えたら・・・」
彼の目には何が映って歌ってるんだろう。
『月さえも眠る夜』
今回のアレンジはライブアレンジの中では秀逸。なんでこんなに切ないんだろう。あ、ヤバイ、涙出そう。
『そばにいたい』
いっつも歌がそばにいてくれてるよ。
『不思議なパワー』
みんな一体となって歌ってる、それが不思議なパワーだ!このあたりから寒さが吹き飛んできたぞ!

『おりこうさん』
なんと上を脱いで赤のタンクトップ一枚に!
「♪風の中の・・・・寒っ!」
そらそーだろ!レインコート着ててもちょっと寒いのに。
ヘッドライト・テールライトになると、なんとカツラ(しかも茶髪にロングウエーブ)までつけた!
会場爆笑!
…私はほんの十分前にこの人が歌った歌で泣けたのかと思うと、別の意味で泣けてきた。
恒例の赤い布も出た。いい加減にしないとみゆきに訴えられてるぞ!
そしてナレーション
「ここ数年人間ドックを受けている宮沢和史は今年肛門直腸検査を受けた。穴の開いたパンツを履き、カメラを入れた。終わったあと7人の看護婦が来て、僕にこう言った『宮沢さん、あとでサインください』」
中島みゆきが歌い終わったら、そのヅラをルイスに被せる。可愛い(笑)似合ってるよ、ルイス!
TAKASHIくん、ルイスに受けすぎ。
「GAPのGパン、ジャスコのGパン、ユニクロのGパン・・・」
私はユニクロ履いてたよ。

『神様の宝石でできた島』
前回はこのあたりで手を振るのが疲れてきたけど、今日は全然元気!
『berangkat−ブランカ−』
『真夏の奇蹟』
このあたりの曲よりも京都の時よりいい感じだ。
『島唄』どうしてもこの曲は直立不動で聞いてしまう。なんでだろう…。
もちろん、みんなで歌うところは歌ったし、最後の「♪ラーラン、ランランラン・・・」ところは手を上げた。
けど、サビの部分では手を上げる気分になれない。
私はこの歌で何を感じてるんだろう。

『僕にできるすべて』
THE BOOMができるすべて。私ができるすべて。自分ができること、すべてを私はまだしてないはず。

アンコール1
あ、MIYAさん、また長袖ボーダー着てる(笑)
『風になりたい』ばっちし楽器用意。
そしてメンバー紹介。
倉冨さんはなんと今回のツアー、どんな気候でも半袖アロハで通したそうだ、うーんスゴイ根性。
そしてクラウディア大城、登場!初めてクラウディアを生で見れた〜。
最後に「(MIYAさん自分のことを)みゆきでした〜」
そうか、私は2時間半、みゆきの歌を聴いてたのかい。
MC「風になっても、風邪ひくなよー!」
それは心のそこから、あなたに言いたい(さっきまでタンクトップ一枚)
2コーラス歌い終わるとメンバーたちが通路を通ってPA席のまわりに立って、パーカッション演奏!すごい!
でも、この時は私のいる通路よりも一つ向こうの通路を使ったので、見えな〜い。
PA席は私達より後ろ、つまり斜面の上にあるので、人の頭が連なって見えない。
戻ってくるときはこっち側の通路に!
でもそのときに悲しいことが一つ。
MIYAさんがステージに戻るときにみんな通路側に集まってきちゃって押される押される。
それを警戒してか係の人が囲んでる。
私の前の人が係の人に押されて倒された。
オイオイ、それはやりすぎじゃないかい?係の人。
ステージに戻ってきたら、TAKASHIくん、上半身裸!
ひえー、寒くないんかい!
こっちも熱くなって、一生懸命楽器を鳴らす。
MC「どんどん行くよ!」
『いいあんべえ』
もう踊り狂うしかないっしょ、オラー!
とっちーのラップはいつもドキドキして見るわ(笑)
頑張れKICK THE 栃 CREW!!

MIYAさんの「もっといくぞー」と叫び声!
ああ、こっちも脱いでもう上半身裸だよ。
『ひのもとのうた』
踊っててもうエイサーかなんなのかわからなくなってきた。

アンコール2
MC「来年はデビュー15周年です。長いライブを計画してます。もちろん関西でもやりたいです。」
常に変化して、常に変わらずにきたTHE BOOM。
是非15周年がいい年になりますように。
最後に歌った新曲『明日からはじまる』ちょっとぐっときた。
「この世界が終わる日がいつくるのか わからないけど ひとつだけ言えることは 僕らの人生は明日から始まる」
(ちょっと違うかもしれないけど、2番のサビがこういう歌詞)

18時過ぎ ライブ終了
帰ろうと斜面を見上げると、人で埋まってる。うへー、どうやって出口に行くんだ。
結局バスに乗るまで30分以上かかった。

で、ナンダカンダしてると家についたのが20時30分。
……なぜ市内のライブで帰宅がこんな時間に・・・。泣けてくるよ、ホントに。

<感想>
全体的にいつもよりMCは少なかったかな?
前半はちょっと寒かったこともあって、ノリ切ってるという感じはなかったけど、後半はガンガンだった。
アンコールでは行きまくりっす。
メンバーのタフさが伝わってきたライブでした!
なんと翌日にはメンバー・スタッフで野球大会をやったそうで。
どこにそんなパワーが(笑)
後にオフィシャルサイトの掲示板でMIYAさんは
「風邪ひくなよ!俺は風邪ひいたよ、ゲホ」って風邪ひいてるじゃん!やっぱり。



ちょっと嫌な話
これから書くことは、私がちょっと「これはどうだろう」と思ってしまったことです。
恐らく不快な気分になることもあると思われるので、読みたくない方は読まないほうがいいと思います。
(↓文字を反転させると読めます)

やっぱり「風になりたい」の件はちょっと心に引っかかった。
PA席に行く時は進行方向は低い位置から高い位置に行くわけだから、後ろの人もメンバーがどんな風に動いてるか、小さくてもわかる。
でも、帰りは進行方向にいる人(ステージ側)の人は何がどうなってるかわからない。
(斜面だから)人の頭で視界が遮られていて、見えないんだから当たり前。
何が起こってるかわらない状態で、いきなり係の人がアーティスト(この場合MIYAさん)を囲んで、通路側の客を倒す。
もちろん、アーティストの安全は守らなきゃいけない。
でも、あんなに強く押すのは、押しのける(言い方は悪いけど)よりも、暴力を感じた。
その後とっちーがきたときも、同じくらい係の人が強かった。
あんな風になってしまうなら、悲しいことだけど、客席に行かずにステージの上でのみやるの方が誰もイヤな思いをせずにすむんじゃないだろうか?

もう一つは(色んなところで言われてるけど)六甲山で。
寒さは仕方ない。
防寒対策を怠っているのはこちらの責任だし(ちゃんと注意事項にも書いてあった)、霧が出たのが運営側が悪いと言う気もない。
ただ、やはりこの時期に六甲山でのライブは少々無理があったと言わざるえない。
どれだけ、防寒対策をしても客が万全の状態(体調)でライブに臨めるには厳しい状態だ。
しかも開場時間が1時間押した時の状況も、どうかと思った。
どうやら濃霧を警戒しての(確かにすごかった)制限だったらしい。
入場するには斜面を降りるわけだから走り出すと濃霧だど危ない。(走ること自体ダメだけど)
あの状況はよくわかる。
でもそれなら、何故説明がなされないのか?
別に説明したからと言って状況が改善されるわけじゃないけど、「説明する」と「しない」とじゃ精神的なツラさがかなり変わってくる。
特に子連れで来た人は全然違うんじゃないかな?
「誰でも来れるライブを」というコンセプトで行ってきた3年間のファイナルがこの状態の六甲山では・・・。
その上に、動く様子もなく固まってじっとしているスタッフ(おそらく地元イベンター)を見ると余計にイライラしてしまう。(その人達にはその人たちの仕事があったにせよ)
この3年間の集大成のファイナルだっただけに、この状況は残念だった。

10月13日
六甲山カンツリーハウス
セットリスト


1.幸せであるように
2.この街のどこかに
3.TOKYO LOVE
4.いつもと違う場所で
5.東京タワー
6.朱鷺−トキ−
7.空想の戦場
8.目覚めのメロディー
9.涙そうそう
10.月さえも眠る夜
11.そばにいたい
12.不思議なパワー
13.おりこうさん
  〜地上の星
  〜ヘッドライト・テールライト
14.神様の宝石でできた島
15.berangkat−ブランカ−
16.真夏の奇蹟
17.島唄
18.僕にできるすべて

アンコール1
19.風になりたい
20.いいあんべえ
21.ひのもとのうた

アンコール2
22.「明日からはじまる」(新曲)

THE BOOM
宮沢和史
小林孝至
山川浩正
栃木孝夫
ギター  板東次郎
キーボード 鶴来正基
パーカッション 今福健司
パーカッション 伊藤直樹
サックス 倉冨義隆
トランペット LUIS VALLE
コーラス 斉藤久美
コーラス クラウディア大城