「えーと、じゃあ・・・なんでしたっけ?リクエスト・・・ああ、そうでした」
パラパラ・・・「なんでしたっけ?探してる間に忘れちゃうんですよね」
「夜道・・・」と一言笑いをとった後、『そばにいたい』『時がたてば』を朗読。
次は星ラブと思ってたら「ブラブラ 梅田をブラブラ」と『大阪でもまれた男』を読みはじめる。コラコラ。
「うなるぜ観覧車(笑)・・・いいですね『うなるぜ観覧車』って(笑)」と自分の詞を自画自賛。
「グリコの笑顔が夕日に映える・・・バカな事を・・・(笑)1.2.サンガリアってすごいですよね。「焼肉のはや」と悩んだんですけどね。」
(注:関西以外の人に説明すると「焼肉のはや」とは関西にある焼肉チェーン店である。関西ではCMもバンバン流れてる。ちなみに私は先日からこのCMを思い出せず、悩んでいる・・・)
「謎めく食い倒れ・・・食い倒れだ、間違いない!」な、長井秀和?!(←実は私は3年くらい長井秀和の隠れファン・笑)
「大阪までいきしょか 可愛いあの子に会いに行きましょか・・・君に会いに行くよ」そう繋ぐか!そのまま『星のラブレター』へ。

ここで鶴来さん登場。
「僕は10年ほど前に子供が生まれたんですけど、喜びと同時に後悔もあってね。『これでいいのか、本当にこんないい加減な奴が親になれるのか』って」と当時の心境を語って『It’s Glorious』
『ありがとう』を読んだあとで今福さん登場。

「僕がここで詞を即興で選んで朗読します」と言ってパラパラと歌詞集を捲り
「矮小な惑星・・・イイ?」と二人に確認。
鶴来さんのピアノで始まり、MIYAさんが読み始める。
今福さんは下を向いて、少しじっと考えたあとパーカッションを鳴らし始めた。
その時の私の興奮は凄くて、引きずり込まれないようにそこに踏ん張ってるのが精一杯という感じだった。
終わった後は固まってしまって、拍手するのを本当に忘れてしまった。
その後同じく即興で『死刑台への道』を朗読。
実はこの辺りは『矮小な惑星』の衝撃であまり覚えてない。

鶴来さん、今福さんの二人が退場。

『書きかけの歌』を読み
「歌が書けない自分の姿をスケッチしました」と言って『Poeta』

アコギを持って「じゃあ、リクエストしてもらって即興で歌おっかな。自分の歌以外で」
そこで「酒と泪と男と女」という声で1コーラス熱唱。
ナイスリクエスト!
「次のリクエストは?」と言われ
あ!と思いつき私が言う前に「さくら!」と言われてしまった(私も同じだったので続いて「さくら」と言ってしまった)
「さくら・・・うろ覚えなんですよね・・・歌詞教えて」オイオイ(笑)
すると後ろから歌詞「さくら さくら 今咲き誇る」が聞こえてきてフムフムと聞くMIYAさん。
で「次は?」と言うので思い切って歌詞を言ってみる。
するとMIYAさんは「・・・え?刹那に咲き誇る?日本語おかしくない?」違うって!
なんとか歌い始めるが
「♪〜今咲き誇る・・・で、なんだっけ?」とまた忘れてる。
思わず「刹那に散り行く運命と知って」とMIYAさん向かって言ってしまった(『言った』というより『歌った』に近い・・・)
「ああ、なるほどね・・・若いのに難しい事いうなあ、直太朗くんは」
と言ってさくらのメロディーで「♪いろはにほへと〜」と歌ってしまった。会場大ウケ。

「6月30日にTHE BOOMはニューアルバムを出します。タイトルは『百景』百個の景色です。今まで仮とか言ってましたが、今日正式発表です(笑)」
その後弾き語りで『掌の海』『白いハマナス』を歌ってくれた。
アコギをおき再び鶴来さんが登場し『SPIRITEK』の中から『何もいらない』を歌い今福さんも戻ってきて『誰よりも遠くから』を。
最後に『月さえも眠る夜』を歌い、ステージを後にした。

アンコールで再びMIYAさんが戻ってきて、
「SPIRITEKを買ってくれた方が今日こうしてきてくれてるわけだけど、ハガキが貰えなかった人がいたりして・・・。今日もこっちの我儘で会場変更になったしてね・・・。・・・・・・今日よかったでしょ?(笑)タダですからね。業界では「ダーター」って言うんですけど。僕もタダ働きですよ(笑)」
そんな事グチられても・・・。

弾き語りで『光』を歌って終わりました。
退場する時には誰もいない2階席にも手を振っていた。
今度はお客さんがいるといいね(オイオイ)

終わった後は急いでセットリストを書き出し。
でも順番がウロ覚え・・・やっぱりメモないとダメだなあ・・・。

まあ、そんなこんなで初『未完の夜』は嬉しいことずくしでした。
帰りの電車の中で「さくら」の件を思い返し「よく考えたら、何を人様の朗読会でメロディー付きで歌詞をステージの人間に向かって教えてるんだ」と、とてつもなく恥ずかしくなる。
まあいいや、あんな近くで会話(会話と言えるか相当怪しい)できただけでももうけた。
ただ、贅沢を言うなら「詞」だけでなく「詩」も読んで欲しかったなあ。

セットリストへ
2004年トップへ
ライブレポトップへ
サイトトップへ